0021-07-04
台湾人生
2009年の半分、もう終わったね。今日は7/4、Indenpendence Day。特に関係ないけど。
今日はちょっと早起きして、ドキュメンタリー映画「台湾人生」を見に行った。今朝(昨夜?)のウィンブルドン観戦で充血してる目はさらに腫れてて赤くなってる。レストランのお手洗いで鏡を見た時に、自分もびっくりした位赤くて怖い。
ドキュメンタリー映画なのにこんなに泣けるの、と自分も思うけど、泣ける。いや、もし僕は西洋人としたら、多分「うん、うん、う~ん」って終わっちゃうかな?でもしょうがない、僕は台湾人なのだ。
僕のおじいちゃんも昔、戦争のために日本軍としてインドネシアまで行ったんだ。帰ってこない可能性が大と知りながら。南洋でマラリアにかかったおじいちゃんは台湾に戻されたけど、家族全員にとっては団欒の喜びの中にまた新しい哀愁を感じた。
結局、奇跡的にマラリアが治され、今は86歳。
幼いころからずっと、おじいちゃんのことよく分からない。まず言葉が通じないからだ。日本語は勿論チンプンカンプンで、台湾語もまだうまく聞き取れなかった時代には、おばあちゃんはいつも間に入って翻訳してくれたのだ。
実はそんなに頻繁ではなかった。おじいちゃんはあんまり僕たちに声掛けてこないし、こっちも遊んでばかりで大人と会話する時間がなかった。一緒に生活してるけど、お互いのこと良く分からないまま、僕は大きくなってきて、おじいちゃんは縮んでなっていく。
しかし、僕が日本語を勉強し始めてから、おじいちゃんとのコミュニケーションが増えてきた。「XXXの日本語は何?」、「今はなんと言うの?」等、ほとんどくだらない会話だけど、おじいちゃんは楽しんで話してる様子を見たら、そっか、今まで寂しかったかなと思った。
学生のときに差別されたか?南洋でなんかあったか?捨てられたと思ったか?どっちに恨みがあったかと、今日の映画を見た後、おじいちゃんに聞きたくなった。
離れたところから自分、家族、台湾のことがよりはっきり見えると感じるけど、分かったような、分からないよう。
まぁ、今度おじいちゃんに聞いてみよう、before it's too late. (from desperado, Eagles)
出演者の一人である蕭さん。ちょーぶれてるけど。
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