0021-05-19

日本の伝統色-蘇芳


色彩が好きで、しょうがない。

特に日本伝統色の名前とその由来が面白い。季節の移り変わりから大自然のデリケートな色彩変化を感じ、色に名を付けて配色するなどのはなしは、いくら勉強しても飽きない。

南国出身の僕はとても羨ましくて、日本の色彩が好きで、しょうがない。

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なぜ「蘇芳」を紹介するかと言うと、このブログに何箇所には「蘇芳」を使ってるんだ。(文章の日付とかサイド バーのタイトルとか)

手元にある本によると、「蘇芳」は紫みの紅色。しかし、黒みを帯びた赤色とも言えるみたい。16進数から言うと、#B23E52か#9E3D3Fか#973C3Fかね。(何色が同じ名前をシェアするのがよくあるので、気にしなくていい。ちなみに、ここでは#B23E52を使っている。)



一応、暗い赤だね。

「蘇芳」は蘇芳の木の芯を染料に灰汁媒染して得た色で、『衣服令』(昔、皇太子から武官それぞれの位階の服色を定める律令)では結構高位の色となっている。

最初は「蘇芳」という色ではなく、その名前に目を引かれちゃった。神秘的というか、一体何を意味するのかちっとも分からない。なるほど、木の名前なんだ。しかも、当て字だね。(インド・マレー原産の植物「sapang」の中国語読みに当て字 ← なげぇ~)

ネットで検索してみると、「花蘇芳」というのが何件も出てきた。同じくマメ科の植物だが、「蘇芳木」との仲間関係はどのくらい近いかが知りたいけど、調べれば調べるほど分からなくなってきたので、もう結構です。


ご参考まで:

日本の伝統色辞典

蘇芳色

花蘇芳

坎佩切與蘇芳木 (中文)

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